
最近、街中やSNSでイキイキと活動する女性たち。彼女たちの共通点を探ると、意外な「趣味」にたどり着きました。
それはかつての定番だった園芸や手芸ではなく、なんと「語学学習」!
なぜ今、キラジェネ(※)たちが語学に夢中になるのか。アンケートから見えてきたリアルな動機と、脳科学も注目する最新の学習法をご紹介します。
※キラジェネとは=人生の後半を、ポジティブ&アクティブに楽しみたい世代のこと。
語学を選ぶ2つのポジティブな理由
NTTデータ経営研究所の調査(2024)では、現在の50〜60代は上の世代に比べ、音楽・映画・語学などの「知的趣味」を好む傾向があります。
キラビューの調査でも、これから始めたい趣味の第2位に語学がランクイン。その裏には、現代の大人世代らしい明確な理由がありました。
① 推しや世界と直接つながりたい!
「翻訳アプリもあるけれど、英語が話せるようになればと、常々思っている」
「推しと話がしたいので、韓国語をもっと話せるようになりたい」
「英語と韓国語はほんの少々できますが、もっと喋れるようになりたい」
単なる「お勉強」ではなく、「大好きな誰かと心を通わせるための手段」として語学を捉える。そんな柔軟でポジティブな動機が、学習の原動力になっています。
② 8割以上が意識する「認知症予防」
Duolingoの調査では、同世代の学習者の約7割が「認知症予防」を意識しています。
脳科学の専門家、篠原菊紀教授(諏訪東京理科大学)によれば、第二言語の学習は情報を一時的に脳にメモする「ワーキングメモリ」を鍛える認知的トレーニングになるとのこと。
バイリンガルであることは、認知症の発症を4〜5年遅らせる可能性も報告されており、語学は「脳にとって最高のサプリメント」と言えるのです。
語学学習で自己肯定感が上がる!

語学学習は、私生活の充実度にも直結します。Duolingoの調査によれば、学習者は非学習者に比べ、自己肯定感が高いだけでなく、新しい学びへの意欲が約2倍も高いという結果が出ています。

「自分はまだ成長できる」という自信が、人生全体の質を底上げしているのです。
令和流・楽しみながら学べるメソッドは?

しかし大きな懸念ポイントは、「今さら暗記なんて無理……」という不安ではないでしょうか。最新ツールを使えば、ゲーム感覚で楽しみながら、「推し」と一緒に学ぶ感覚も味わえますよ!
AI(ChatGPTなど)で「推し」と会話の練習
たとえば、ChatGPTというAIツールを使えば、AIを「英会話講師」にするだけでなく、「推しの口調」に設定することも可能です。
・やり方: AIツールのアプリをダウンロード、またAIが利用できるウェブサイトに入り、「英会話の先生になって。私の好きなアーティストの●●くんのように優しい口調で話して」と頼んでみてください。会話のレベルなども自由に設定可能です。
・メリット: いわゆるロボットを相手にしているようなものなので、恥ずかしい思いをすることなく、24時間いつでも自分のペースで練習できます。
スキマ時間の「アプリ学習」で脳を活性化
世界的に人気のオフライン語学学習アプリ「Duolingo」のように、1回数分で終わるゲーム形式の学習もお勧めです。
・オフライン学習の効果: 短時間の学習を繰り返すことで、実際の学習時間だけでなく、休憩中や睡眠中など、学習していない時間に脳が学習し、記憶の定着やスキルアップを行っていることが、最近の研究でわかってきました。
・達成感: 継続日数が可視化されるため、やる気が持続しやすく、60歳以上で語学学習をしている4人に1人が、10年以上長期的に継続しているというデータもあります。
まとめ
キラジェネの語学学習は、単なるスキルの習得だけではありません。
脳を若々しく保ち、自己肯定感を高め、社会や「推し」とのつながりを深めるために使える、未来への投資にもなるのです。
「海外旅行をもっと楽しみたい」
「推しが話す言葉を理解したい」
「いつまでも自立して暮らしたい」
その小さな希望の一歩が、今後の人生をより鮮やかに彩るはずです!
<出典>
NTTデータ経営研究所「人生100年時代における次世代シニアのニーズ調査」(2024)
https://www.nttdata-strategy.com/newsrelease/240425/
キラビュー「60〜70代の推し活に関するアンケート」(2025)
Duolingo「語学学習の有無によるシニア層の私生活の意欲に関する比較調査」(2024)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000069537.html
