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60代以降の人生は「二極化」? 幸福度の高い「いきがい型」という選択肢

 60代は多くの人にとって、人生の大きな節目です。定年退職や子育ての終了を迎え、「これからの時間をどう使おう?」と思案されている方も多いのではないでしょうか。

内閣府の調査によると、65歳以上の過半数が何らかの社会活動に参加しているというデータもあります。

今回は旭化成ホームズの調査データとキラビュー独自のアンケート結果をもとに、60代以降の多様な「生き方のタイプ」を紐解きながら、人生後半をより豊かに、そして「キラキラ」と過ごすためのヒントを探ります。

60代以降の生き方は「6つのタイプ」に分かれる

 60歳以降、社会との関わり方は現役時代よりも自由度が増し、自分で選択できるようになります。

旭化成ホームズが行った「65歳以降の就労・社会参加活動に関する調査」では、シニア層の生き方を、重視する価値観(お金、やりがい、交流など)によって以下の6つに分類しています。

タイプ特徴重視するポイント
生活費型経済的な安定を最優先。心の満足は後回しになりがち。お金 > 心の満足
現役延長型知識や経験を活かし、収入とやりがいを両立。収入 + 自己充足
いきがい型他者貢献や交流を重視。心の満足度が非常に高い。心の満足(最大) > お金
習慣・交流型健康と交流を大切に、無理のないペースで活動。健康・交流バランス
小遣い型自分の時間を最優先し、お小遣い程度の収入で満足。時間のゆとり > 収入
無関心型特別な活動は行わない。(活動なし)

年齢とともに変化する「幸せの軸」

 生き方のタイプは、年齢とともにシフトしていく傾向があります。

  • 男性の場合: 60~70代前半までは「現役延長型(紺色)」の割合が高く、社会との接点を「仕事」に置く傾向が強く残ります。
  • 女性の場合: 比較的早い段階から、仕事中心のスタイルから、自己充足感の高い「いきがい型(水色)」へシフトしていきます。特に75歳以上では「いきがい型」が3〜4割を占め、最多となります。

 年齢を重ねるにつれ、経済的な必要性よりも、「心」や「交流」を満たす活動へと比重が移っていく──これが、多くの人がたどる自然な流れのようです。

「健康」と「幸福」を支えるのはどのタイプ?

 では、どの生き方がより高い「満足感」を得られるのでしょうか。

 特筆すべきは、「いきがい型」の満足度の高さです。「からだ(身体的健康)」「心(精神的健康)」「交流(社会とのつながり)」のすべてにおいて、他のタイプを上回っています。

一方、「生活費型」や「活動していない(無関心型)」層は、特に「からだ」の満足度が低い傾向にあります。

この結果から、「自分の好きなことや誰かの役に立つ活動(=いきがい)」を持つことが、心身の健康を支える特効薬になることがわかります。

実際に「キラキラしている人」はどんな生き方?

 では、キラジェネ(※)のみなさんは、どのようにそれを実践しているのでしょうか。

1.自分を磨き、表現することを楽しむ(=いきがい型・習慣交流型の進化系)

 「いきがい型」や「習慣・交流型」の中でも、特に満足度が高い層に見られるのが、「自己表現」を楽しんでいる人たちです。

「SNSやYouTubeなどで自分を表現する人」

(わかぽんさん・61歳女性・東京都)

「自分磨きをする自立した女性」

(SALAKOさん・63歳女性・神奈川県)

インスタグラムで日々のコーディネートを発信したり、趣味の記録をブログに綴ったり。「誰かに見てもらう」という程よい緊張感と、「自分を記録する」という楽しみが、毎日にハリを与えています。

2. 「あるべき論」から解放され、自分らしく生きる

 年齢を重ねることの最大のメリットは、しがらみからの解放かもしれません。

「お金の多い豊かさではなく、独自の生活を楽しめる人。自分を軸とし他人も大事にできる余裕のある人」

(S.Kさん・64歳女性・神奈川県)

「周りに左右されない自由なライフスタイル」

(T.Mさん・65歳女性・山口県)

「右でもない左でもない真ん中を歩く(グランマミッキーさん、64歳女性、千葉県)」という言葉にあるように、他者の評価ではなく、自分の物差しで幸せを決める姿勢が、輝きの源泉となっています。

3. 「現役延長型」も進化中。好きを仕事にする人々

 かつてのように「生活のために仕方なく働く」のではなく、ポジティブに働き続ける人も増えています。

「元気な人が増えて仕事している人が増えてくる」

(ぴのこさん・68歳女性・千葉県)

「生涯現役」

(ヨウジさん・68歳男性・兵庫県)

「仕事=やりたくないが、やらなくてはいけないもの」ではなく、「仕事=社会参加・健康維持の手段」と捉え直すことで、働くことは最強のアンチエイジングになります。

生き方は「選ぶ」時代へ。二極化をどう捉えるか?

 アンケートでは、「仕事を続ける人と自由に生きる人の二極化が進む」(トニーさん、61歳男性、神奈川県)や、「キラキラしている人と老け込む人の差が開く」(桃子さん、69歳女性、千葉県)といった、シビアな意見も寄せられました。

確かにデータの通り「活動していない」層の満足度が低いことを見ると、何もしないままでは心身の活力が低下してしまうリスク(老け込み)は否めません。しかしこの「二極化」は、裏を返せば「生き方の選択肢が増えた」ということでもあります。

経済的安定を重視するのか、心の満足を追求するのか、あるいはそのバランスを取るのか。

かつてのように「還暦を過ぎたら隠居」という画一的なレールはありません。データが示す「満足度の高い傾向」をヒントにしつつ、最後は「自分ファースト」で決める!

自分の心に正直に、自分に合ったスタイルを選択できた人こそが、これからの時代を「キラキラ」と生きていける人なのではないでしょうか。

まとめ

 キラジェネ(※)は「義務」を減らし、「選択」を楽しむ人生を!

まずはご自身が、6つのタイプのどこに近いか、そしてこれからどのタイプに移行したいか、一度立ち止まって考えてみてください。

※キラジェネとは=人生の後半を、ポジティブ&アクティブに楽しみたい世代のこと。

<出典>
キラビュー「60〜70代のファッションに関する意識調査」(2025年)
旭化成ホームズ株式会社「65歳以降の就労・社会参加活動に関する調査報告」(2025)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000213.000073738.html

キラビュー編集部

キラジェネのみなさんが、ワクワクする記事をお届けします!