いまどき60代の見た目年齢は−11歳! ――新時代の60代は40代に見えてもおかしくない

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いまどきの60代は昔とは大きく変わってきています。今回、注目したいのは見た目の若さ。本人たちが思う自身の見た目年齢についてアンケートを実施しました。その結果、ほとんどの人が自身の見た目年齢に自信を持っていることがわかりました。

60〜70歳の女性22人(平均64.5歳)に「いまの60代はひと昔前と違うと思うか」を聞いたところ、全員が「はい」と回答。現代の60代は周囲から見てもかつての60代とはイメージが違いますが、実際に本人達もそう感じていることがわかりました。

現代の60代がひと昔前と違うところは、具体的にどこなのでしょうか? 自由回答で記入してもらったところ、一定のキーワードが選出されました。

「見た目が若い」という意見が圧倒的に多く、ひと昔前と比べて老け込む人がいなくなったことがわかります。そのほかにも「行動力がある」「元気」といった健康的でアクティブな印象を抱く人もいました。また、自由回答の中には「こんな人物像」というのが浮かび上がる回答があったので、ご紹介します。

「綺麗に対することや自分にかける時間やお金を惜しまない人が多くなったと思います」(ペコ、60歳女性、東京都)

「健康や美容の情報が豊富になり、働き方もフレキシブルになったことで、おじいちゃんおばあちゃんと言う(言われる)にはまだ早い、という気がします」(わさび、62歳女性、東京都)

「行動力があり自分のやりたいことをして生き生きしている」(HappiyK、70歳女性、静岡県)

こちらの回答のように、現代の60代の見た目に対する努力や意識は他の世代と変わりなく、60代だからといって見た目のきれいさや若さを諦めた人はいないようです。そう言われてみれば、かつてのように「おばあちゃん」と呼べる人を見かけなくなりました。

次に「自身の見た目年齢」について聞いたところ、ほとんどの人が実年齢を若く回答。結果として、平均−11歳と評価していることがわかりました。

自分の見た目年齢の内訳を見ると、多くの人が50代と回答。なかには「40代に見える」という回答や「AIに自撮り写真を見てもらったら30代後半と言ってくれた」という人も。実年齢より年上に見えると回答した人はおらず、年相応と答えた人も一人だけ。

平均して−11歳ということは、60歳ならば40代後半に見えてもおかしくないということ。その裏には、それだけ努力したり美意識を保っている自信があることがうかがえました。

新時代の60代は、ひと昔前とは変わっていて見た目年齢が大幅に若返っていることがわかりました。その意識は日々の努力や心がけの裏付けにほかなりません。60代の女性に対して、もう“おばあちゃん“と呼べる存在ではなくなってきたのです。

今回のアンケート調査概要:
調査期間:2025年6月
調査方法:Webアンケート
調査対象:全国の60〜70代の女性22名

(ライター)

岡本のぞみ
食やワイン、美容、旅の分野を中心に執筆。女性の視点を活かして、キラキラと輝くヒントを文章で届けている。ワインエキスパートを取得し、40代からレストランのソムリエとしても勤務。前向きな挑戦を続けている。