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植物のある暮らし。手のかからない緑のすすめ

 窓辺にひと鉢の緑があるだけで、部屋の空気がやわらかくなる。
朝、葉っぱに光が当たっているのを見ると、なんだか今日もいい日になりそうな気がする——。

植物のある暮らしには、そんなささやかな幸せが詰まっています。
「枯らしてしまいそう」と尻込みしている方も、大丈夫。
今日は、手間をかけずに緑を楽しむコツをご紹介します。

緑があるだけで、心がほどける

 実は、植物が心を落ち着けてくれることは、研究でも確かめられています。

ある実験では、観葉植物が目に入る場所にいた人は、ストレスを感じたときの体の反応がぐっと小さく抑えられていました。
植物が見えない場所にいた人とは、はっきり差が出たそうです。
豊橋技術科学大学の研究でも、視界に占める緑の割合が高いほど、心と体のストレスが軽くなると報告されています。

葉が放つ香りの成分にも、リラックスをうながす働きがあるといわれます。
緑をそばに置くことは、自分をいたわるいちばん手軽な方法なのかもしれません。

枯らさないコツは「手のかからない子」から

植物を枯らしてしまう原因の多くは、実は「世話のしすぎ」。
とくに水のあげすぎは、根を傷める大きな理由です。

はじめの一鉢には、丈夫で手のかからない種類を選びましょう。
ポトスやサンスベリア、パキラ、多肉植物などは、少しくらい忘れても元気に育ってくれる頼もしい仲間です。
水やりは「土がしっかり乾いてから」が基本。
心配なら、少なめくらいがちょうどいいと覚えておけば安心です。

置き場所は、レースのカーテン越しのやわらかな光が入る窓辺がおすすめ。
それだけで、ぐんと育てやすくなります。

「せっかくなら役に立つ緑を」という方には、ハーブもぴったり。
バジルやミント、ローズマリーなら、窓辺で育てて、料理にちょっと添える楽しみも生まれます。
眺めるだけでなく、香りを楽しんだり、暮らしに使ったり。
植物との付き合い方は、思っているよりずっと自由です。

世話する時間が、毎日の張りになる

植物のいいところは、ほんの少し手をかけるだけで、ちゃんと応えてくれること。

新しい葉が出た。
つぼみがふくらんできた。z

そんな小さな変化に気づくたび、心がふっと弾みます。
「水やりは三日に一度」と決めれば、暮らしに気持ちのいいリズムも生まれます。
世話をするというより、毎日ちょっと声をかける相棒ができる、という感覚に近いかもしれません。

誰かを気にかけ、育てる時間は、自分の毎日にもやさしく張りを添えてくれます。

ひと鉢から暮らしは変わる

 たくさん並べる必要はありません。
まずは、お気に入りをひとつ。

その一鉢が部屋にあるだけで、視界に緑が加わり、気持ちが少しゆるみます。
育てる楽しみ、眺める心地よさ、季節を感じる喜び。小さな緑は、思いのほか大きなものを運んできてくれます。

次にお店で植物を見かけたら、「この子と暮らしてみようかな」と、ひとつ手に取ってみてください。
あなたの毎日に、新しい彩りが芽吹くはずです。

<参照>
住友化学園芸「園芸療法|室内に観葉植物を置く効果」(観葉植物とストレス反応の関係、リラックス効果)
https://www.sc-engei.co.jp/gardeningbeginner/horticultural_therapy/leaf_effect.html
豊橋技術科学大学「グリーンアメニティ」に関する研究(緑視率とストレス軽減)

キラビュー編集部

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