趣味・推し活

お芝居、コンサート、スポーツ……「生で観る楽しさ」を味わってみませんか?

お芝居、コンサート、白熱するスポーツ――
最近、何かを「生」で観る機会はありましたか?

ふだん私は、ライブハウスでピアノを弾きがてら、ほか方の演奏を聴くことが多いのですが、今年のお正月はチケットを握りしめ、ラグビー観戦に出かけました。
寒さに震えながらの応援でしたが、「やっぱり生は最高!」と興奮して帰路に。

今回は、「生の魅力」をテーマに語りたいと思います。

偶然の出会いで虜に~劇場を異空間に変える芝居の魔力~

 「趣味や好きなことは何?」と聞かれたとき、「ピアノを弾くこと」「写真を撮ること」「本を読むこと」と並んで「お芝居を観ること」と答える私ですが、もともと興味があったというわけではないのです。

20代半ばのころ、たまたま『アマデウス』のチケットを頂戴し、「お芝居も、一度くらい観てみようかな」くらいの軽い気持ちで出かけて行き、観終えたときはすっかりお芝居の虜になっていたのでした。
以来、自らチケットを取っては観に行くように。

いったい何が刺さったのだろう……と振り返ってみるに「生身の人がまったく別の人を演じ、劇場を異空間に変えてしまう」という役者さんのエネルギーと緊張感だったような気がします。

これは、映像では絶対に伝わらないことだと思うのです。

数年前には、念願の歌舞伎デビューも果たしました。
「敷居が高そう」「そもそも理解できるのか?」と、ずっと敬遠していたのですが、心配無用でした。

歌舞伎役者さんの身のこなし、絢爛豪華な衣装、舞台装置――
「日本の伝統文化、ここにあり」。幕間(まくあい)に食べたお弁当にも大満足。

残念ながら今年はまだ足を運ぶ機会を得ていないのですが、「年内に1本は!」と、公演情報にアンテナを張っています。
大劇場だけではなく、役者さんの汗が飛んできそうな50~100人規模の小劇場の公演もオススメ。
マニアでなくても楽しめます。

ハプニングも醍醐味!?~会場全体で空気を揺らすライブ~

ミュージシャンのライブには、お芝居とはまた違った魅力があります。

お芝居の舞台は、役者さんたちが物語を作り上げる場ですが、ミュージシャンの舞台は、自分たちのパフォーマンスを聴き手に届ける場。
演奏する側、観る側に双方向のエネルギーのやり取りがあると思うのです。

演奏の合間にはさまれるMCに笑ったり、コール&レスポンスで声を出したり、時にはミスしたり歌詞を忘れたりというハプニングもご愛嬌。
会場全体の空気をミュージシャンと観客で揺らしていく、それがライブの醍醐味かなあと思っています。

競技場の熱気~選手・観客が一体になれるスポーツ~

 サッカー、野球、テニス、バスケットボール、水泳、相撲、柔道、スケートなど、スポーツにもさまざまな種目がありますが、みなさんは、何が好きですか? 

私はラグビー一筋で、30歳頃までは、毎年のように競技場に足を運んでいました。
「ラグビー観戦だけは何があっても続ける」と決心していたほど。

ラグビーシーズンは冬なので、屋外の競技場は寒いのですが、それでも足を運ばずにはいられませんでした。
いったい何にそこまで惹きつけられたのか……。

選手の気合い、迫力とスピード感、ステップ、キック、スクラム、パスワーク、トライ、試合の駆け引き、プラス声援を送る観客の熱気、それらすべてが溶け合った競技場という空間が大好きで、何があっても大好きな場所に身を置きたかったのだと思います。

とはいえ、子育てや仕事、日常生活に追われ、いつしか競技場から遠ざかっていたのですが、10年ほど前から生での観戦を再開しました。

声援を送り、ナイスプレーには拍手したりこぶしを振り上げたり、年は重ねたけれど、気持ちはあの頃のまま。
ラグビー観戦は、忘れかけていた自分を再発見する機会でもあったと感じています。

観る前までとはちょっと違う自分に会える「生」体験

 お芝居、音楽、スポーツ。生で観る楽しさは、人それぞれですよね。
でも、目で観るだけではない「心で感じる何か」「心を揺らす何か」があることは、共通しているはず。

観る前までとはちょっと違う自分に出会えます。
ラグビー観戦でもお話したように、忘れかけていた自分を再発見することもできます。
おおげさかもしれませんが、実感です。

みなさんは、何か観てみたいお芝居、コンサート、スポーツはありますか?
何はなくても、ちょっとチケットサイトをのぞいて、演目やスケジュールを確認してみませんか?

まつもと のぶこ

・大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスのライター&編集者
・マインドフルネススペシャリストのほか、アロマ、フラワーエッセンスなどセラピー系の資格あり
・娘ひとり、バツイチのキラジェネ
・好きなこと→ピアノを弾くこと、写真を撮ること、お芝居を見ること、本を読むこと