
出かけるのが、ちょっとおっくう。
——その理由は、気力ではなく、玄関にあるかもしれません。
靴が散らかっている。暗い。荷物が積んである。
家を出るまでに、小さな面倒が3つあると、人は出かけるのをやめます。
逆に言えば、玄関を整えるだけで、外出のハードルは確実に下がるのです。
今日は、半日でできる玄関の整え方をお伝えします。
1:たたきに出す靴は「1人3足」まで
まず、床(たたき)です。
出しておく靴は、ひとり3足までと決めてしまいましょう。
外出用、雨用、近所用。この3足だけを外に出し、あとは下駄箱へ。
入りきらないなら、それは靴が多すぎるという合図です。
そして忘れがちなのが、床にモノを置かないこと。
宅配の段ボール、新聞の束、傘立てからあふれた傘。
玄関の床は、家の中でいちばん転びやすい場所です。
すっきりした床は、見た目のためだけではありません。
2:明るさを1段階上げる
玄関は、たいてい暗すぎます。
窓がなく、照明も最低限。
だから、入ってきた自分の顔が、暗く見えるのです。
電球を、明るいものに1段階替える。
それだけで、玄関の空気が変わります。
もし電球が交換できないなら、人感センサー付きの小さなライトを、下駄箱の上に1つ。
数千円で買えて、電池で動きます。
夜、帰ってきたときに明るい玄関は、「おかえり」と言ってくれているようなものです。
3:置くのは「鏡・椅子・小さな器」

玄関に置くものを、3つに絞ります。
- 姿見(全身が映る鏡):出かける前に、上から下まで自分を見る。これだけで、身なりが整います
- 腰かけられる椅子かスツール:靴を履くときに座れると、体が驚くほど楽になります
- 小さな器:鍵、印鑑、マスク。帰ってきて、まずここに置く
この3つがそろった玄関は、出かける動作を助けてくれます。
逆に、傘やチラシや荷物が置かれた玄関は、出かける動作を邪魔します。
出かける仕掛けをひとつ足す
さらに、外に出たくなる仕掛けを1つ。
玄関に、外の予定を貼るのです。
小さなカレンダーでも、コルクボードでも構いません。
「今週の予定」を1枚、目に入る場所に。
美術館のチラシ、友人からのはがき、旅のパンフレット。
——出かける理由が、目に見える場所にあると、体は動きやすくなります。
「行動しようと思った時に、体力的に躊躇しなくなりました」
というお声がありました。
体の準備と同じくらい、家の準備も効きます。
今日はたたきの靴を3足に
半日かけなくてもいいのです。
まずは今日、たたきの靴を3足まで減らす。
それだけで、明日の朝、玄関の景色が変わっています。
<参照>
「生き方に関する読者アンケート」(読者の声)
東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」(住宅内での転倒事故の発生場所) https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/nichijo/kkhansoudeta.html
消費者庁「高齢者の事故防止(住宅内の転倒・転落)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/




